救いよりも、共感を。――SoLuniaという場所について
視覚から音へ
最初のAI体験はイラストでした。言葉からイラストを描き出す日々は前身のAnicanというフリー壁紙配布の活動から、のちのSoLuniaへの質感へつながります。やがて表現の重心は音へ移り、今のSoLuniaの核が形になっていきました。
応援歌への違和感
初期は“応援歌”的な方向で、不条理に立ち向かい勇気が湧く歌詞を書いていました。
けれど、どこかでずっと違和感がありました。
それは「自分がその歌詞に共感できていない」という事実。AnicanからSoLuniaへ名を切り替えた頃、そのズレをはっきり自覚しました。
絶望の季節が教えてくれたこと
人生で何度か、長い絶望の時期がありました。
そのとき、励ましの言葉や成功譚は痛みを増幅させただけでした。
救いを約束する言葉ではなく、嘆きや悲しみのまま終わる物語だけが、かすかな安らぎをくれた――この体験がSoLuniaの根にあります。
本当にツライ時、必要なのはアドバイスではなく、「同じ場所にいる感覚」。
テーマ――「救いよりも、共感を。」
SoLuniaは、処方箋よりも寄り添いを選びます。
前向きを急がず、呼吸が戻るまで同じリズムでそばにいる音。
淡いブルーの余白を残し、言葉とメロディと質感で“ここにいていい”を示したい。
「暗い」と言われても
私の音楽は、ある人には「暗い」「重い」と映るかもしれません。
一方で、「一日中流していたい」「通勤・通学で繰り返し聴いている」という声も届きます。
音楽は“その時の自分”に合うかどうかで表情を変えます。今は必要ない人もいる。
それでも、必要としてくれる誰かが確かにいる――その事実が、私を前へ進ませます。
これから――細く、長く
派手な成功ではなく、夜に小さな灯をともすように。
リリックの呼吸、淡いブルーの画面、揺れないテンポ。
そのすべてを、私自身と、どこかで同じ場所にいるあなたへ。
救いよりも、共感を。
抜け道を示すより、いま立っている足元を確かめるために。



